俺様CEOは激愛の手を緩めない~人生どん底のはずが執着愛で囲い娶られました~
考えていると無意識に二杯目のワインを飲み干していた。
「そのへんでやめておけ」
黒見に止められたせいではないが、頭がぼんやりとして酔いが回ってきたのを感じたためグラスを置いた。
明日はニューイヤーイベントの視察がある。二日酔いではなんのために出張しているのかわからなくなってしまう。
潤んだ目で黒見を見つめながら、彼の思い込みを訂正しようとする。
「私、好きになれば一途ですよ。ドライな女性がお好きなようですけど、私は違います。婚約破棄されて泣いていた私を知っていますよね?」
「まだ立ち直っていないのか?」
黒見の眉間に皺が寄っている。心配してくれているからか、それとも期待外れだと思ったからなのかはわからない。
「未練はないです。想像の中で元彼を何度もマットに沈めてスッキリしたので怒りもつらさもありません。立ち直っているとは思っているんですけど、心が疲れています。次の恋はまだ無理かな。そうじゃなくても、黒見
CEOは雲の上すぎて……」
あくびが出て瞼が急に重くなる。
「雲の上? 俺は今でこそCEOだが、なんの後ろ盾もないところからスタートしている。お前と同じで地に足を着けて生きているつもりだが」
「そうなんですね……」
「そのへんでやめておけ」
黒見に止められたせいではないが、頭がぼんやりとして酔いが回ってきたのを感じたためグラスを置いた。
明日はニューイヤーイベントの視察がある。二日酔いではなんのために出張しているのかわからなくなってしまう。
潤んだ目で黒見を見つめながら、彼の思い込みを訂正しようとする。
「私、好きになれば一途ですよ。ドライな女性がお好きなようですけど、私は違います。婚約破棄されて泣いていた私を知っていますよね?」
「まだ立ち直っていないのか?」
黒見の眉間に皺が寄っている。心配してくれているからか、それとも期待外れだと思ったからなのかはわからない。
「未練はないです。想像の中で元彼を何度もマットに沈めてスッキリしたので怒りもつらさもありません。立ち直っているとは思っているんですけど、心が疲れています。次の恋はまだ無理かな。そうじゃなくても、黒見
CEOは雲の上すぎて……」
あくびが出て瞼が急に重くなる。
「雲の上? 俺は今でこそCEOだが、なんの後ろ盾もないところからスタートしている。お前と同じで地に足を着けて生きているつもりだが」
「そうなんですね……」