俺様CEOは激愛の手を緩めない~人生どん底のはずが執着愛で囲い娶られました~
「いえ、その、昨日クライフビルを案内してくれたスコットさんに会って話していたんです。もう仕事に戻られましたが」
嘘はついていないのに後ろめたい心地がする。元恋人との再会を盗み見ていたせいだろう。
すると黒見が急に男の顔をした。挑戦的で魅惑的な感じのする笑みを口元に浮かべた彼に鼓動が跳ねる。
「なんだ。俺を待っていたんじゃないのか」
思わせぶりなことを言うのはやめてと思うのに、ホッとしてもいた。
美人な元恋人に再会したあとでも、彼の気持ちが自分に向いているのが伝わってきたからだ。
(どうして……?)
自分の気持ちをまた疑問に思う。
「行こう。ファイナンシャルプランナーの無料相談はあっちだ」
「はい」
今は仕事中だと心に言い聞かせるのも何度目か。黒見の横を歩きながら、視察から気持ちが逸れないようにするのに苦労した。
それから二時間経ち、会場をあとにした梨乃はホテルに戻ってきた。
黒見は仕事があるそうでクライフビルに向かったため、今はひとりだ。
クイーンサイズのベッドがある豪華な寝室でライティングデスクに向かい、ノートパソコンを開いている。視察で得られた情報を忘れないうちに書き留めていた。
(こうして文章すると、豊作だったのがよくわかる)
ひとりで見て回るだけではここまで詳しい内容は知れなかっただろう。
黒見が解説してくれたおかげで深く理解できた。
嘘はついていないのに後ろめたい心地がする。元恋人との再会を盗み見ていたせいだろう。
すると黒見が急に男の顔をした。挑戦的で魅惑的な感じのする笑みを口元に浮かべた彼に鼓動が跳ねる。
「なんだ。俺を待っていたんじゃないのか」
思わせぶりなことを言うのはやめてと思うのに、ホッとしてもいた。
美人な元恋人に再会したあとでも、彼の気持ちが自分に向いているのが伝わってきたからだ。
(どうして……?)
自分の気持ちをまた疑問に思う。
「行こう。ファイナンシャルプランナーの無料相談はあっちだ」
「はい」
今は仕事中だと心に言い聞かせるのも何度目か。黒見の横を歩きながら、視察から気持ちが逸れないようにするのに苦労した。
それから二時間経ち、会場をあとにした梨乃はホテルに戻ってきた。
黒見は仕事があるそうでクライフビルに向かったため、今はひとりだ。
クイーンサイズのベッドがある豪華な寝室でライティングデスクに向かい、ノートパソコンを開いている。視察で得られた情報を忘れないうちに書き留めていた。
(こうして文章すると、豊作だったのがよくわかる)
ひとりで見て回るだけではここまで詳しい内容は知れなかっただろう。
黒見が解説してくれたおかげで深く理解できた。