俺様CEOは激愛の手を緩めない~人生どん底のはずが執着愛で囲い娶られました~
その推測で合っているのか宇津木に聞きたいが、部署外の社員もメンバーに入っているのに醜態は見せられない。

悔しさを堪えて二十分が経過し、会議が終わるとすぐに木村のところへ行って声をかけた。

「木村さん、聞きたいことがあるんです。今、いいですか?」

「はい。さっきは大変でしたね。知らされていなかった件ですか?」

「そうです。今朝の時点で私は参加者に入れられていなかったんです。このチャット会議、いつ決まったんですか?」

木村がメールボックスを開き、宇津木からの連絡を確認している。

「一昨日です。宮内さんが出張で不在の日ですね。あっ、この一斉メールにも宮内さんの名前がないです」

(やっぱり嫌がらせか)

思わずため息をつくと、木村が周囲を見回して声を落とした。

「故意に外したんですよね。宇津木さんとうまくいってないんですか?」

普段は空気を読んでくれない彼だが、ここまであからさまだと関係性が悪いのにやっと気づいたようだ。

「そうですね。ご迷惑をおかけしています」

苦笑して認めると、木村がハッとして別のメールを開いた。

「もしかして、この資料も送られていなかったりします?」

宇津木のチームのプロジェクトで重要な変更が記されたその資料を、梨乃は受け取っていない。

(だからさっきの会議、ところどころわからなかったんだ)

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