俺様CEOは激愛の手を緩めない~人生どん底のはずが執着愛で囲い娶られました~
それがしばらく続いて友人が彼氏と別れ、また三人に戻ったのだが――ある日のお昼休みに梨乃に委員会、美波に部活の用事が入ってしまった。
お弁当時間にひとりにするなんてひどいと友人に抗議され、梨乃と美波は思わず顔を見合わせた。
その子に彼氏がいた頃は梨乃も美波もひとりにされたことが何度もある。
それで二対一の喧嘩になってしまったのだが、翌日の昼休みに梨乃が友人に声をかけた。
『お弁当食べよ』
『えっ、私もいいの?』
『いいよ。なんで?』
『だって昨日……』
『あの件は昨日で終わったんだよ。喧嘩していたらつまらないじゃない。お腹空いたから早く食べよ』
その出来事を梨乃はすっかり忘れていて、美波に言われて思い出した。
「そんなことがあったね」と笑う。
高校生の時は自分たちをほぼ大人だと思っていたが、あんなくだらない喧嘩ができるほど子供だった。
「私ね、梨乃のさっぱりした性格が好きなんだ。変に執着しないから一緒にいてすごく楽だった。変わってなくて嬉しい」
「ありがと。でもね、そんな私でも婚約破棄されたあとはひと月ほど落ち込んだよ。期待外れでごめん」
「全然外れてないから。私だったら何年も引きずる。梨乃の性格ならどんな人ともうまくやっていけるよ。宇津木さんともね。絶対大丈夫。私が保障する」
(それはどうだろう……)
宇津木と仲よくランチをする光景が想像できない。
お弁当時間にひとりにするなんてひどいと友人に抗議され、梨乃と美波は思わず顔を見合わせた。
その子に彼氏がいた頃は梨乃も美波もひとりにされたことが何度もある。
それで二対一の喧嘩になってしまったのだが、翌日の昼休みに梨乃が友人に声をかけた。
『お弁当食べよ』
『えっ、私もいいの?』
『いいよ。なんで?』
『だって昨日……』
『あの件は昨日で終わったんだよ。喧嘩していたらつまらないじゃない。お腹空いたから早く食べよ』
その出来事を梨乃はすっかり忘れていて、美波に言われて思い出した。
「そんなことがあったね」と笑う。
高校生の時は自分たちをほぼ大人だと思っていたが、あんなくだらない喧嘩ができるほど子供だった。
「私ね、梨乃のさっぱりした性格が好きなんだ。変に執着しないから一緒にいてすごく楽だった。変わってなくて嬉しい」
「ありがと。でもね、そんな私でも婚約破棄されたあとはひと月ほど落ち込んだよ。期待外れでごめん」
「全然外れてないから。私だったら何年も引きずる。梨乃の性格ならどんな人ともうまくやっていけるよ。宇津木さんともね。絶対大丈夫。私が保障する」
(それはどうだろう……)
宇津木と仲よくランチをする光景が想像できない。