王子は完璧少女に甘すぎる
羅翔の落ち着いた、でも芯のある声を合図に私は走り出した。

左手に金属の堅い感触があり、それをしっかり握った。

そして、私が5周目に入ったとき。

「B組が追い上げてきた・・・・・」

誰かのあっけからん声が聞こえるとタスキを付けたB組の男の子が走って来た。

えっ・・・・嘘・・・・。

半周したところで、B組の男の子が私の10歩後ろを走っていた。

私は負けると思ったら血の気が引いてきた。

どう、しよ、う・・・・・。

私は怖かったからか、気づけば今までに出したことがないようなスピードで走っていた。

あと・・・・ちょっと・・・・・!

パンッ!

ゴールテープを切り、私はその場に大の字で倒れこんだ。

「はぁはぁはぁ」

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