王子は完璧少女に甘すぎる
「え?」

いつも無愛想な鷲が叫んだことに驚きながら気を付けろの意味が理解できなかった。

「お前可愛いんだからこの学園でお前狙ってるやつなんて数え切れないくらいいるんだよ!」

へ?

流石になくない?

「お前がどれだけの男の家に連れ込まれそうになったのか覚えてんのかよ!」

「え、っと・・・・・・26回・・・・・・くらい?」

「違う、37回だ」

いや多すぎじゃんか・・・・・・。

「お前それだけ可愛いんだよ!人を無意識に惚れさせれるんだよ!」

・・・・・・そんなわけないじゃん・・・・・・。

「鷲はさ、優しいよね・・・・・・」

「は?」

「あたしが嫌われることばっかするから誘拐されかけたり男の子たちが来たりするんだよ」

鷲は優しすぎるんだよ。

傷つかないようにって・・・・・・。

俯いていると、鷲の影が動いたと思えば鷲があたしを正面から抱きしめた。

「えっ・・・・・・?」

「七岡紫音は俺が守る」

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