王子は完璧少女に甘すぎる
でも、一緒にいるのが心苦しい・・・・・・。

そんな矛盾が心の中に在りながら、私はそう言い靴を脱ぎリビングの方へ行った。

私が3歩歩く頃には羅翔が靴を脱いで私の手首を掴んだ。

少し痛みを感じ、離さないと言われているような感じがした。

「言われるまでわからない。だから、教えてくれ。俺はなにかしたのか」

「っ・・・・・・」

言おうかな。

そんなことが一瞬過ったけれど、すぐにそんな思いを振り払った。

「・・・・・・莉緒に嫌われると俺は死ぬ。生きていけない」

「っ・・・・・・っぅ・・・・・・ぅ・・・・・・」

羅翔にそう言われた頃にはもう目から涙が溢れてきた。

「莉緒・・・・・・?」

「・・・・・・羅翔は・・・・・・本当に私が好きなの・・・・・・?」

私は泣きながら羅翔の方を向いて言った。

「は・・・・・・」

羅翔は突然の質問に目を丸くした。

「羅翔は・・・・・・羅翔、は・・・・・・」

「好きだ。生き甲斐。それ程だ」

っ・・・・・・。

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