王子は完璧少女に甘すぎる
「はあ?何、あたし3年。2年が調子のんないで?」

羅翔の方があからさまに大きいのに、羅翔の威圧的なオーラにも動じない女の子たち。

「れ、麗奈っ・・・・・きょ、今日は・・・・・かえ、ろ・・・・?」

最初に話しかけてきた女の子が気の強い女の子をなだめようとしてくれた。

「ちっ」

麗奈ちゃんは舌打ちをして私達の前を去っていった。

「莉緒、大丈夫、か・・・・・?」

振り向きながら言う羅翔が私を見て、目を丸くした。

「大、丈、夫っ・・・・・・」

大丈夫じゃ、な、い・・・・・。

怖かったっ・・・・・怖い・・・・今もっ・・・・。

だんだん視界がにじんできた。

私はずっとうつむいて、涙を堪えた。

こんなので怖がるなんてっ・・・・・・。

「っ・・・・・」

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