王子は完璧少女に甘すぎる
く、じ・・・・?

冷えて正常に働かない脳をフル回転させて、やっと答えが出た。

椎先輩だ・・・・・。

「椎先輩が・・・・・なん、です、か・・・・?」

体が思うように動かなくなった。

怖、い・・・・・。

何をされるのかわからなくて・・・・・・女の子たちからの圧が怖い・・・・・。

「女嫌いの久慈様がなんであんたみたいなやつと帰るわけ!」

廊下に響く大きな声。

その声に目を瞑った。

「帰れ」

聞き慣れた、聞くだけでドキドキと心拍数が上がる低い声。

羅翔が私の前に立っていた。

羅翔は女の子たちが視界に入らないようにしてくれた。

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