王子は完璧少女に甘すぎる
あっ!じゃあ・・・・・・。

「中身見てから決めよ!渡すかさ!」

あたしがそう言うと、鷲はあたしの手から手紙を取った。

『新浪羅翔さんへ。私のこと、覚えてますか?莉緒ちゃん、しっかり警備してますか?油断しないでくださいね。私のこと、好きになったら教えてください。私はまだ大好きですよ。連絡先のQR、ここに貼っておきます』

手紙を覗くと、そんなことが書かれていた。

「え、何この自分大好き人間・・・・・・」

ていうかこの文章的に莉緒になんかしたのかな?

・・・・・・。

「これ・・・・・・」

「・・・・・・あたし、渡しとくよ!」

「・・・・・・頼む」

*  *  *

「バイバイ!また!」

「ああ」

そう言ってあたしは寮の部屋に入った。

そして、服を直すよりも先に鞄に入れていた手紙を出した。

「やっぱり・・・・・・」

この、『莉緒ちゃん、しっかり警備してますか?油断しないでくださいね?』のとこ。

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