王子は完璧少女に甘すぎる
「しゅ・・・・・・ぅ・・・・・・っ」

あたしがそう震えながら呟くと、鷲は少し耳を赤くしてあたしを見た。

「七岡紫音」

「ん・・・・・・?」

鷲が真剣そうにあたしを見つめた。

「・・・・・・付き合って」

名前を呼んだときよりも少し小さな声で、でもはっきりと鷲は言った。

「っ・・・・・・!う、んっ・・・・・・!」

あたしはそう言って鷲の胸ぐらをつかんで引っ張り、鷲の顔があたしの目の前に来るようにして鷲の頬に次はあたしからキスをした。

そしてあたしは口角を上げ、胸ぐらから手を離した。

「好きだ・・・・・・」

そう言って鷲はあたしを目一杯抱きしめた。

「あたしもっ・・・・・・」

*  *  *

休み時間。

チャイムが鳴った瞬間、あたしと鷲は目を合わせた。

「ねえ、みんなっ・・・・・・!」

あたしがそう言うと4人はあたしの方を見た。

鷲はあたしの席の横に来た。

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