王子は完璧少女に甘すぎる
自分の口から漏れたか細い声は体育倉庫に響いた。

「そう、身の程知らず。ねぇ?今までうまく行ってたのにさ。どんな気持ち?」

「・・・・・・手の上で転がしてなんか・・・・・」

私は小さく反論したが、麗奈ちゃんは呆れたように「はぁ」と溜め息をついた。

「あんたは学習できなかったみたいだね」

そう麗奈ちゃんの声が聞こえたと思えば何人かの足音が離れて行った。

「ばいばーい。あんたを助ける人なんかいないから」

そう、麗奈ちゃんの声が聞こえたと思ったら意識が途絶えた。

*  *  *

ダン!

誰かが扉を叩いた音で目が覚めた。

「莉緒!」

「ちょっ羅翔!鍵愛衣が持ってきてるから今どうしようもねぇだろ!」

羅翔と凛空の声が聞こえる。

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