王子は完璧少女に甘すぎる
えっ・・・・・・この曲、聞いたことない・・・・・・。

なのに惹きつけられるような伴奏の中から、聞こえたのは、羅翔とは違うタイプだけど、羅翔と比べの物にならないくらいの綺麗な歌声。

莉緒、これはずっと聞いていたいよ・・・・・・。

「えっ・・・・・・と、どう、かな・・・・・・?」

曲が終わると恥ずかしそうに言う莉緒。

「いやいや、これは・・・・・・」

凛空が口を開いた。

「あっ・・・・・・ごめん・・・・・・言いたくないなら・・・・・・」

「いやそうじゃなくて!」

凛空の言い方からか、自分がそんなに下手くそとでも思ったのか、莉緒が申し訳なさそうに言った。

「あの、綺麗すぎて言葉にならないっていうか・・・・・・」

「あっ・・・・・・ごめんね・・・・・・」

凛空が言いたいのは300%くらい合ってるんだけど・・・・・・。

「綺麗」、「言葉にならない」って、誉め言葉の最上級みたいなものだから、莉緒は信じにくいよね・・・・・・。
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