王子は完璧少女に甘すぎる
莉緒の褒めに羅翔はわかりにくいけど嬉しそうな顔をした。

「え、えっと・・・・・・次、莉緒歌おっか」

「え、っと・・・・・・私が歌うよりみんなが歌った方がいいでしょ・・・・・・?」

あたしがマイクを渡すと遠慮気味に莉緒が言った。

えっ⁉

莉緒もカラオケ代払うのに歌わないの・・・・・・⁉

莉緒、遠慮しすぎ・・・・・・。

「・・・・・・莉緒の歌ってるところ見たい」

羅翔が言った。

「えっ・・・・・・でも、みんなは・・・・・・」

「私は全然いいよ?」

「俺も!さっきから俺らしか歌ってなかったし!」

「あたしも全然!」

「俺も・・・・・・」

愛衣、あたし、凛空、鷲の順番で言った。

「えっ・・・・・・じゃ、じゃあ・・・・・・」

そう言って莉緒は曲を決めるためにタブレットを取った。

「うん、これにする」

流れてきたのは、綺麗なバラード。

< 34 / 161 >

この作品をシェア

pagetop