王子は完璧少女に甘すぎる
「いや、なんでもない」

「ふーん」

とは言っているけれど、疑いの目で見てくる塩。

ったく・・・・・・お前のせいだってのに・・・・・・。

*  *  *

「お前・・・・・・」

菓子などをパンパンに入っている袋を両手に持っている塩に向って白い目で見る新浪。

殺気すらも感じている。

塩にそんな目で見るなとは言いたいが・・・・・・。

カラオケのとき、莉緒、死にかけてたよな・・・・・・。

俺たちが来たのは、人だらけの住宅街。

住宅街のくせに人が行きかっていてスーツを着ている人や、テレビスタッフのような人までいる。

「いや、ごめんごめん!おばあちゃんが住んでる家がここらへんだったからさ・・・・・・!」

新浪からの殺気が少し和らいだと思った瞬間、俺らに近づいてきた、スーツを着た男を睨んだ。

・・・・・・これ、さっきよりも怖すぎるだろ・・・・・・。

「ひぃっ!ごめんなさいっ!」

俺らは一言も発していないのに、怯んだ男。

新浪の力か・・・・・・。

「ら、羅翔・・・・・・?」

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