王子は完璧少女に甘すぎる
「莉音、だから言ったのに・・・・・・やめときなって」

愛乃ちゃんが呆れたように言った。

「莉緒ってスーパーボールすくいで取りすぎるからね・・・・・・」

そう言って愛衣は私が手に持っているポイを指差した。

「ほら、見て。破れてないでしょ」

そう言って、愛衣は濡れているだけで無傷の私の持っていたポイを取った。

「もう終われよ」

「うん」

終わるしかないし・・・・・・。

鷲に言われて、スーパーボールすくいを終わった。

そして、さっきみんなが買ってくれたベビーカステラと唐揚げを食べながらみんなで話した。

「で、結局どっちが帰るの?」

紫音が言うと、奏楽くんが驚いたように目を見開いた。

「えっ・・・・・・お兄ちゃんとりおんくん帰っちゃうのぉ・・・・・・?」

か、可愛いっ・・・・・・!

やっぱり可愛いは正義。

可愛い子は悲しませちゃダメ。

「つーかもうそろそろ全員帰るだろ」

鷲がそう言ったので、私が時計を見ると、もうそろそろお昼の時間だった。

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