王子は完璧少女に甘すぎる
「じゃあ、ポイが全部敗れたら終了ね。紙が全部なくなっても取るのは駄目だよ」

私が、2人に言うと2人は頷いてくれた。

莉音は時間はかかるけど、ポイが全部敗れても何個かとることがあるからこれだけはやめてほしかった。

そうして、私たちはスーパーボールすくいをはじめた。

*  *  *

「お~い!莉緒!終わった?」

紫音の声が聞こえて、私は集中してスーパーボールを取っていた手を止めて振り返った。

「あ、紫音。ちょっと待って。まだとれるから・・・・・・」

そう言って私はまた水が流れているところを向くと・・・・・・。

「莉緒、もうやめときよ」

愛衣が言った。

「えっ・・・・・・!なんで⁉」

私が聞くと、凛空がため息を付いた。

「莉緒・・・・・・もうだいぶ取ってるし・・・・・・」

凛空が言ったので、私は自分の足元を見ると・・・・・・。

「あ・・・・・・ご、ごめん・・・・・・」

私の足元には、スーパーボールが入っている器が3個あった。

「全部姉さんが取ったんだよ・・・・・・」

莉音が言った。

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