王子は完璧少女に甘すぎる
愛乃ちゃんの話をし始めると顔を真っ赤にする莉音を思い出して思わず頬を緩んだ。

私がそう言うと、愛衣がふふっと笑い始めた。

「うちも一緒!愛乃が莉音くんの話振られたら顔真っ赤にしてるもん!」

愛乃ちゃんも莉音もそっくり・・・・・・!

そう三人で笑っていると、ガラガラガラと扉が開いた。

「なんで俺らがこんなこと・・・・・・」

「仕方ないだろ」

「俺もやだ~」

鷲が重そうな50㎝ぐらい積み上げた紙を持っていて、ものすごく嫌そうな顔をしていた。

「でもさ~奏楽くんめっちゃ可愛かったよね!」

「わかる!なんであんな仏頂面の弟が天真爛漫なんだよって!・・・・・・って」

紫音が振った内容に同意したら羅翔と目が合って顔を青ざめた。

「お前に言われる筋合いねぇよ」

でも、殺気があるわけじゃなかった。

そう言って、羅翔たちは凛空の席に椅子を動かして、三人でホッチキスで何枚ずつかに留めていった。

何かの書類かな・・・・・・?

でも、なんで・・・・・・。

「気付かないんだろうねぇ?」

によによしながら紫音が煽って来た。

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