王子は完璧少女に甘すぎる
・・・・・・申し訳ない・・・・・・。

「あっ、愛衣!」

なにか思いついたように言い、愛衣の耳に口を近づけて、囁く紫音。

何を思いついたんだろう・・・・・・?

そうして、戻って来た紫音が私にも囁いた。

「別にさ、今気づくなんて限らなくない?」

た、確かに・・・・・・。

「そうだね、もうすこし待ってみる」

「ちょっ、莉緒!」

私がそう言うと、愛衣が焦った様に言った。

「待つ・・・・・・?」

「な、何でもない、何でもない!」

私達の言葉に羅翔が反応し、紫音が誤魔化した。

うう・・・・・・。

失敗したぁ・・・・・・。

*  *  *

「・・・・・・」

HRが終わると、羅翔が紙袋に気づいた。

そうして、私の方を見て私と目が合うと、口が動いた。

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