愛しているのは私だけ⋯⋯
「それって、まるで僕のことみたいだね」

泣き疲れたあと、安心しきった私は、なんだか急に睡魔に襲われ、上杉さんの肩に凭れたまま眠ってしまった。

「おやすみ⋯⋯僕は、いつだって瑤ちゃんのことだけが大好きだよ」

そんな声が聞こえたのは、気のせいなんかではないだろう。


愛しているのは私だけ。

私だけがあなたを愛してる⋯⋯ではなくて、あなたも私だけを愛してる。

そう思うと、夢の中でさえ幸せな気分になれる。


どこまでも素直な気持ちで、ずっと愛し続けたいから⋯⋯。



The End
< 20 / 20 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

甘い生活  Casa al mare
泱霖/著

総文字数/32,866

恋愛(純愛)88ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
「無理しなくていいんだよ」 あなたの言葉に、どれほど救われたと思う? 海香子は、高専を首席で卒業後、東京で就職するも、挫折。 田舎で家業を手伝いながら静養していた。 ある日、海香子が磯遊びをしていたところ、清海という美青年が磯釣りに来る。 「磯釣りなら、穴場がありますよ!」 初対面にして打ち解けるふたり。 清海は著名な画家で、アシスタントを探していた。 「僕のもとで働いてみない?」 そっと、海香子の社会復帰に手を差し伸べる清海。 都会で傷ついたヒロインと、覆面画家のヒーロー スローライフ&ピュアラブ 浜田海香子 Hamada Mikako (21) 高丘清海 Takaoka Kiyomi (27) ※断筆前に公開していたものの、りばいばる公開です
Edge Of A Broken Heart 〜最悪続きのあとに〜
泱霖/著

総文字数/11,541

恋愛(ラブコメ)30ページ

ベリーズカフェラブストーリー大賞エントリー中
表紙を見る 表紙を閉じる
うっかり、一本早いバスに乗り 30分早く彼の部屋に着いた それだけのことなのに まさか、何もかもが変わってしまうなんてね⋯⋯ 菜摘 Natsumi ギター講師 長年の付き合いの恋人が居たが⋯⋯ 真田 Sanada 警察官 菜摘とは、中学時代の先輩後輩
おひとりさま婚
泱霖/著

総文字数/7,609

恋愛(ラブコメ)20ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
結婚願望ゼロ だけど、ウェディングドレスは着てみたい 孤高のアラサー独身女性、ソロ婚式と云う究極のチャレンジ!? そんな矢先、アイツが持ちかけてきた提案は⋯⋯ ※断筆(旧アカウント削除)前のものを、引っ張り出してきました

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop