訳ありイケメンは棘持つ花に魅入られる
あの日投げやりな気分になっていた自分を罵ってやりたい。
「それにしても合コンの時も可愛かったけど、亜湖ちゃんは今日もめちゃくちゃ可愛いね! そのドレス、すっげぇ似合ってる! 俺のためにオシャレしてきてくれたんでしょ? 感激だなぁ~!」
そう言って菅野さんは、視線を私の顔から体へと舐めるようにゆっくり這わせた。
重点的に胸元を見ているのが丸わかりである。
ちなみに今日の私の服装は、ラメ入り刺繍がきらめくピンクベージュの半袖レースドレスだ。
胸下辺りに切り替えのあるデザインのため、確かに多少胸に目が行くかもしれないが、それにしてもあからさますぎる。
……それにお店の雰囲気に合わせてフォーマルな服を選んだだけで、お前のためにオシャレしたわけじゃないっつーの!
どうやら私は自分が思っている以上にこの状況が相当に不快なようだ。
『グチグチノート』並みに心の声が荒ぶっている。
なんとか心を鎮めて、私は必死に笑顔をキープした。
だが、食事を終えた頃に、とうとうその微笑みが崩壊する出来事が起こった。
「ねぇ亜湖ちゃん、この後だけどさ、ここのホテルのスイートルーム予約してあるんだ。……だから、ね? いいでしょ? 結婚するんならやっぱ体の相性って超重要じゃん? せっかくのお見合いなんだし、そこも確認しとくべきっしょ!」
「それにしても合コンの時も可愛かったけど、亜湖ちゃんは今日もめちゃくちゃ可愛いね! そのドレス、すっげぇ似合ってる! 俺のためにオシャレしてきてくれたんでしょ? 感激だなぁ~!」
そう言って菅野さんは、視線を私の顔から体へと舐めるようにゆっくり這わせた。
重点的に胸元を見ているのが丸わかりである。
ちなみに今日の私の服装は、ラメ入り刺繍がきらめくピンクベージュの半袖レースドレスだ。
胸下辺りに切り替えのあるデザインのため、確かに多少胸に目が行くかもしれないが、それにしてもあからさますぎる。
……それにお店の雰囲気に合わせてフォーマルな服を選んだだけで、お前のためにオシャレしたわけじゃないっつーの!
どうやら私は自分が思っている以上にこの状況が相当に不快なようだ。
『グチグチノート』並みに心の声が荒ぶっている。
なんとか心を鎮めて、私は必死に笑顔をキープした。
だが、食事を終えた頃に、とうとうその微笑みが崩壊する出来事が起こった。
「ねぇ亜湖ちゃん、この後だけどさ、ここのホテルのスイートルーム予約してあるんだ。……だから、ね? いいでしょ? 結婚するんならやっぱ体の相性って超重要じゃん? せっかくのお見合いなんだし、そこも確認しとくべきっしょ!」