訳ありイケメンは棘持つ花に魅入られる
ただまぁ、そのおかげで恋愛小説は不向きだとハッキリ認識できたし、スランプゆえに本業のミステリー小説からただ逃げていただけだと気づかされた。
それに不思議なことに、あの日以来肩の力が抜けたのか、小さなアイディアの種が少しずつ浮かんでくるようにもなった。
もしかするとあの衝撃がショック療法になったのかもしれない。
「ちょっと待ってください。それは誰かにお見せになってこき下ろされたってことですか!?」
「そうですよ。コテンパンにされました」
「どこのどなたです? 花山先生にそこまで言うなんてチャレンジャーですね。心臓に毛が生えた鋼メンタルの持ち主だとしか思えません」
坂田さんの言葉により、今度は感想が書かれた紙から、それを書いた人物へと意識が移る。
脳裏に浮かぶのは、異性からモテるだろう容姿をした女性だ。
ゆるく巻かれたミディアム丈のウェーブヘア、陶器のように白い肌、ぱっちりとした大きな瞳、すっと通った鼻筋、ぷるんとした唇。
全体的にふんわりとした可愛らしい雰囲気で、CAという仕事柄か相手に好感を与える笑顔が印象的だった。
……俺と同じく、来栖さんも見た目と中身のギャップが激しいよなぁ。
あのノートを偶然拾って中身を見ていなければ、俺も彼女があんなに毒を吐く人だとは思いもしなかっただろう。
それに不思議なことに、あの日以来肩の力が抜けたのか、小さなアイディアの種が少しずつ浮かんでくるようにもなった。
もしかするとあの衝撃がショック療法になったのかもしれない。
「ちょっと待ってください。それは誰かにお見せになってこき下ろされたってことですか!?」
「そうですよ。コテンパンにされました」
「どこのどなたです? 花山先生にそこまで言うなんてチャレンジャーですね。心臓に毛が生えた鋼メンタルの持ち主だとしか思えません」
坂田さんの言葉により、今度は感想が書かれた紙から、それを書いた人物へと意識が移る。
脳裏に浮かぶのは、異性からモテるだろう容姿をした女性だ。
ゆるく巻かれたミディアム丈のウェーブヘア、陶器のように白い肌、ぱっちりとした大きな瞳、すっと通った鼻筋、ぷるんとした唇。
全体的にふんわりとした可愛らしい雰囲気で、CAという仕事柄か相手に好感を与える笑顔が印象的だった。
……俺と同じく、来栖さんも見た目と中身のギャップが激しいよなぁ。
あのノートを偶然拾って中身を見ていなければ、俺も彼女があんなに毒を吐く人だとは思いもしなかっただろう。