訳ありイケメンは棘持つ花に魅入られる
だが、日が経つに連れて、その子の笑顔が翳るようになり、挙動がおかしくなり、徐々に俺を避けるようになり……そして自宅に引きこもり登校拒否になった。
後から知ったのだが、俺に好意を寄せている女子達から陰でイジメに遭っていたらしい。
俺と仲良くしていることを嫉妬されて。
その事実を知って俺は心底怖くなった。
俺が誰か特定の女性と親しくすれば、また同じことが起こるのではないか、と。
実際に高校入学すぐの頃にも、幸い未遂で終わったものの、危うく似たような悲劇が起こりかけた。
これらの経験から、その後の高校生活も大学生活も、多くの女性から言い寄られるものの彼女を作ることはおろか、特定の女性とも親しくせず、俺は女性をできる限りやんわり避け続けてきた。
もちろん話し掛けられたら普通に会話はするし、完全に徹底拒否していたわけではない。
あくまで誰かが嫉妬のターゲットにならないように、当たり障りなく平等に、が大切だった。
そんな学生時代を過ごし、社会人になると男性比率が高い機械メーカーに就職した。
正直、さすがに社会人になったら状況は変わるだろうと期待していた。
しかし、会社員とは会社に属する人々の集まり――つまり集団生活だ。
そして少ないとはいえ女性はいる。
そう、また同じようなことが起こったのだ。
後から知ったのだが、俺に好意を寄せている女子達から陰でイジメに遭っていたらしい。
俺と仲良くしていることを嫉妬されて。
その事実を知って俺は心底怖くなった。
俺が誰か特定の女性と親しくすれば、また同じことが起こるのではないか、と。
実際に高校入学すぐの頃にも、幸い未遂で終わったものの、危うく似たような悲劇が起こりかけた。
これらの経験から、その後の高校生活も大学生活も、多くの女性から言い寄られるものの彼女を作ることはおろか、特定の女性とも親しくせず、俺は女性をできる限りやんわり避け続けてきた。
もちろん話し掛けられたら普通に会話はするし、完全に徹底拒否していたわけではない。
あくまで誰かが嫉妬のターゲットにならないように、当たり障りなく平等に、が大切だった。
そんな学生時代を過ごし、社会人になると男性比率が高い機械メーカーに就職した。
正直、さすがに社会人になったら状況は変わるだろうと期待していた。
しかし、会社員とは会社に属する人々の集まり――つまり集団生活だ。
そして少ないとはいえ女性はいる。
そう、また同じようなことが起こったのだ。