お父さんが魔導士だなんて、聞いてない!
いつもの罵倒には慣れていて無視をしていたけれど、無視をしたらしたで彼らの逆鱗に触れたようだ。
だけど暴力はいけません! と、先生の教えを忠実に守っているところは、やっぱりまだ子ども。だから、私が大事にしていたお守りを、彼らはランドセルから引きちぎった。
「おまえ。日本人じゃないのに、なんでお守りなんてつけてるんだよ!」
「ガイジンにはお守りなんていらないだろ?」
そのお守りは、小学校入学にお母さんが神社で買ってくれたもの。きちんとご祈祷までされた大事なもの。
「返して!」
小さなお守りを、キャッチボールのように投げ合う彼ら。その動きに合わせて、ちょこちょこと私が動き回るのを、見て楽しんでいる。
「返して! どうしてそういうことするの!」
「返して、だって~」
「どうしてって。おまえが学校に来ているからだろ」
「自分の国へ帰れよ」
「帰れ、帰れ、帰れ」
はやし立てる声が大きくなっていく。
ちょっと見た目が違うくらいで、ここまでの仕打ちをされなきゃいけないのか。あきらめと悲しみと怒りと、いろんな感情が爆発した。
だけど暴力はいけません! と、先生の教えを忠実に守っているところは、やっぱりまだ子ども。だから、私が大事にしていたお守りを、彼らはランドセルから引きちぎった。
「おまえ。日本人じゃないのに、なんでお守りなんてつけてるんだよ!」
「ガイジンにはお守りなんていらないだろ?」
そのお守りは、小学校入学にお母さんが神社で買ってくれたもの。きちんとご祈祷までされた大事なもの。
「返して!」
小さなお守りを、キャッチボールのように投げ合う彼ら。その動きに合わせて、ちょこちょこと私が動き回るのを、見て楽しんでいる。
「返して! どうしてそういうことするの!」
「返して、だって~」
「どうしてって。おまえが学校に来ているからだろ」
「自分の国へ帰れよ」
「帰れ、帰れ、帰れ」
はやし立てる声が大きくなっていく。
ちょっと見た目が違うくらいで、ここまでの仕打ちをされなきゃいけないのか。あきらめと悲しみと怒りと、いろんな感情が爆発した。