溺れるほど甘い、でも狂った溺愛
煌が少し微笑む。
その笑みが、静かな夜を照らすようだった。
「……答え、出た?」
「ううん。まだ。でも、もう少しで見つかりそう」
「なら、焦らなくていい。真白が決めた時に、僕はまた“おめでとう”って言うから」
そう言って、煌はそっと頭を撫でた。
その優しさがあまりに自然で、わたしは思わず、微笑みながらその手に頬を寄せた。
「煌、ありがとう。考えがまとまらなくてある人の投稿をよく見てたんだけど、煌に聞いてもらったほうが、進めそうな気がする」
「“ある人の投稿”……?」
「あ、煌も見てみる?不思議な表現でケーキの感想をつぶやいてる人でね」
わたしはスマホをとり出し、例の投稿を映し出した。
「この、“スイーツ好きが歌”さんっていう人の投稿いつも見てるんだけど……煌?」
スマホを見せてから煌の様子がおかしい。
驚いたような表情をしたり、嬉しそうに口元が緩んだり、表情の変化が忙しかった。
「真白、その人“スイーツ好きが歌”じゃなくて“スイーツ好きが歌”って読むんだよ」
「え?そうなの?どうして知って……」
「だって、それ、僕のアカウントだから」
「――え!」