皆様ありがとう!今日で王妃、やめます!〜十三歳で王妃に、十八歳でこのたび離縁いたしました〜
「陛下も陛下だが、お前も決断と行動が早すぎるんだっ。とんでもない行動に出るのではないかと心配して、こうして待っていたんだぞっ」
「お母様は? 先週お茶をしたばかりですけれど」
「知らせを見て、寝込んだ」
「あらま」
セレスティーヌは口元に手を添える。
「その優雅さは及第点だが、少しは母を心配しなさい」
告げる父の身体は、わなわなと震えていた。
「仕方ないですね。それでは戻ってから挨拶はしようと思います。それまでに現実を受け止めて頭の整理もつくと思いますし」
「お前が次男あたりだったら歓迎だったんだが……!」
「残念ながら私は娘で、長女ですわよ、お父様」
セレスティーヌはメイドに声をかけ、旅行の準備をお願いする。
「はぁ……お前のことは誰よりも分かっているつもりだ。まぁ、なんだ。ご苦労だった、セレスティーヌ」
頭を少しかきながら父が呟いた。
セレスティーヌの動きが、僅かに止まる。
(決して短くない年月だったわ)
「お母様は? 先週お茶をしたばかりですけれど」
「知らせを見て、寝込んだ」
「あらま」
セレスティーヌは口元に手を添える。
「その優雅さは及第点だが、少しは母を心配しなさい」
告げる父の身体は、わなわなと震えていた。
「仕方ないですね。それでは戻ってから挨拶はしようと思います。それまでに現実を受け止めて頭の整理もつくと思いますし」
「お前が次男あたりだったら歓迎だったんだが……!」
「残念ながら私は娘で、長女ですわよ、お父様」
セレスティーヌはメイドに声をかけ、旅行の準備をお願いする。
「はぁ……お前のことは誰よりも分かっているつもりだ。まぁ、なんだ。ご苦労だった、セレスティーヌ」
頭を少しかきながら父が呟いた。
セレスティーヌの動きが、僅かに止まる。
(決して短くない年月だったわ)