皆様ありがとう!今日で王妃、やめます!〜十三歳で王妃に、十八歳でこのたび離縁いたしました〜
 父は国王と王妃の結婚の一人として、母は社交界で支えてくれた。

 十三歳の立派な王妃。

 誰もがそう認めてくれたが、それはセレスティーヌとアルフレッドが休みもなく働いていたからだ。

 三年もすれば落ち着いてきた。

(心に余裕ができたその時、〝魔が差してしまった〟のね)

 セレスティーヌはそう思うことにしていた。

 それは結局アルフレッドのためにならないと分かったら、こうして彼の目標が達成したことを心から喜べている。

「声かけましたところ、マーシルを含むお嬢様付きだった三人が名乗りを上げました。急ぎ準備をしているところです。馬車のほうで合流できるでしょう」
「嬉しいわ。また、みんなで小旅行ね」

 美味しいものを食べさせて、アクセサリーもプレゼントで買ってあげたい。

 そう笑って、セレスティーヌは着替えが入った鞄を受け取る。メイドは少し気にしたような笑みを口元に浮かべて、声をかけた。

「惹かれることは、なかったのですか?」

 それが五年夫婦だったアルフレッドを差していることは、セレスティーヌも分かった。
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