皆様ありがとう!今日で王妃、やめます!〜十三歳で王妃に、十八歳でこのたび離縁いたしました〜
玄関を開けると、国王であるはずのアルフレッドが目の前にはいた。
数台の馬車の荷下ろしが始まっていて、護衛騎士たちについては別荘を任されているここの執事、トムキンスがすでに対応にたっている。
「……どうしてこちらに?」
アルフレッドを出迎えた時、セレスティーヌはあんぐりと口を開けてしまった。
「お仕事は?」
「問題ないように動いてきた」
なんだか苦虫を潰したような顔で言われてしまった。こんなアルフレッドも初めて見る。
「相当お忙しいのですか?
「いや、みな、よくやってくれているよ」
それにしては、応えてきた彼の顔面は狂気になりえそうなくらいに機嫌の悪さを伝えてくる。
そばにいる三歳年上の侍従も、今は兄ぶっている余裕がないのか、荷物を持って小さくなっていた。
「お仕事のほうは問題ない、と……あ」
口にして、セレスティーヌは閃いた。
「とすると侯爵令嬢の件のご進行がうまくいってな――」
「ところで俺も少し避難したい。一日お邪魔するぞ」
言いながら、彼は突っ立っていると邪魔だと言ってセレスティーヌを両手で持ち上げ、勝手に別荘へと上がる。
数台の馬車の荷下ろしが始まっていて、護衛騎士たちについては別荘を任されているここの執事、トムキンスがすでに対応にたっている。
「……どうしてこちらに?」
アルフレッドを出迎えた時、セレスティーヌはあんぐりと口を開けてしまった。
「お仕事は?」
「問題ないように動いてきた」
なんだか苦虫を潰したような顔で言われてしまった。こんなアルフレッドも初めて見る。
「相当お忙しいのですか?
「いや、みな、よくやってくれているよ」
それにしては、応えてきた彼の顔面は狂気になりえそうなくらいに機嫌の悪さを伝えてくる。
そばにいる三歳年上の侍従も、今は兄ぶっている余裕がないのか、荷物を持って小さくなっていた。
「お仕事のほうは問題ない、と……あ」
口にして、セレスティーヌは閃いた。
「とすると侯爵令嬢の件のご進行がうまくいってな――」
「ところで俺も少し避難したい。一日お邪魔するぞ」
言いながら、彼は突っ立っていると邪魔だと言ってセレスティーヌを両手で持ち上げ、勝手に別荘へと上がる。