皆様ありがとう!今日で王妃、やめます!〜十三歳で王妃に、十八歳でこのたび離縁いたしました〜
◇∞◇∞◇
「というわけで、これからのことを考えなければならなくなりそうです」
自宅のリビングでそう帰宅報告を済ませたセレスティーヌの向かいで、父が口から紅茶をこぼしている。
「お父様、口から紅茶が」
「すまない」
彼はハンカチで拭った。
「なるかもしれないと予想はしていたが、動きが早かったな……」
「みんな、ちゃんと離縁したと実感したのでしょうね」
母が困ったような吐息をまぜてそう言った。
「そこでお母様に相談したくって。帰宅したら一層増えたこの花束や贈り物の山も含めて、どうにかするためには、どう動けばいいと思います?」
セレスティーヌは右側を指差した。
そこには花束の他、誘いの手紙や頼んでもいない『お疲れさまでした』のブレゼントが山積みになっている。
「あなたの帰宅予定を察知して、別荘ではなく早々にこちらに配送予約をしてきた分も含めるとかなり多いわね。王都中の話題になるのではないかしら」
「ええぇ……せっかく話題が小さくなってきたと思ったのに……」
「だからこそよ。次の行動に出たわけ」
「私の、次の嫁入り先の立候補?」
「そうよ」
母は遠回しな物言いをしない。
だからこそ意見を求めたセレスティーヌは、項垂れる。
「やっぱりそうかぁ。みんな仕事ができる人がほしいわけねっ」
「どうしてお前はすぐそうロマンのかけらもないことを思い浮かべるの。愛らしいこの国の王妃、と言われていたのを忘れたの?」
「というわけで、これからのことを考えなければならなくなりそうです」
自宅のリビングでそう帰宅報告を済ませたセレスティーヌの向かいで、父が口から紅茶をこぼしている。
「お父様、口から紅茶が」
「すまない」
彼はハンカチで拭った。
「なるかもしれないと予想はしていたが、動きが早かったな……」
「みんな、ちゃんと離縁したと実感したのでしょうね」
母が困ったような吐息をまぜてそう言った。
「そこでお母様に相談したくって。帰宅したら一層増えたこの花束や贈り物の山も含めて、どうにかするためには、どう動けばいいと思います?」
セレスティーヌは右側を指差した。
そこには花束の他、誘いの手紙や頼んでもいない『お疲れさまでした』のブレゼントが山積みになっている。
「あなたの帰宅予定を察知して、別荘ではなく早々にこちらに配送予約をしてきた分も含めるとかなり多いわね。王都中の話題になるのではないかしら」
「ええぇ……せっかく話題が小さくなってきたと思ったのに……」
「だからこそよ。次の行動に出たわけ」
「私の、次の嫁入り先の立候補?」
「そうよ」
母は遠回しな物言いをしない。
だからこそ意見を求めたセレスティーヌは、項垂れる。
「やっぱりそうかぁ。みんな仕事ができる人がほしいわけねっ」
「どうしてお前はすぐそうロマンのかけらもないことを思い浮かべるの。愛らしいこの国の王妃、と言われていたのを忘れたの?」