皆様ありがとう!今日で王妃、やめます!〜十三歳で王妃に、十八歳でこのたび離縁いたしました〜
◇∞◇∞◇
ひとまず舞踏会へいこう。
届いた手紙を確認してみたのだが、舞踏会に誘っている人も多かった。
しかしながらパートナーを選ぶにしても、これまで王妃として蓄えた知識や情報が、彼女の審査の目を厳しくした。彼はアルフレッドにとってよくないかもしれない、あの一族は中立派だが国王の政治には協力してくれるか分からないし、あの名家は政治より貿易を任されているし……。
頭が痛くなってしまって、母と買い物を決行することにした。
(気晴らしの予定だったのに……)
二軒目の店で既製品のドレスをいくつか購入したセレスティーヌは、出た矢先、目の前で喋り続けている男に困っていた。
「よろしければ舞踏会でエスコートさせていただけたら嬉しく――」
何度か話したことがあると言っているが、覚えがない。
「あの、申し訳ないのですが、母が待っていますし」
母は、これで何度目だと参ってしまってカフェで休んでいた。移動した馬車の前から、連絡役として執事がこちらの様子を見ている。
ひとまず舞踏会へいこう。
届いた手紙を確認してみたのだが、舞踏会に誘っている人も多かった。
しかしながらパートナーを選ぶにしても、これまで王妃として蓄えた知識や情報が、彼女の審査の目を厳しくした。彼はアルフレッドにとってよくないかもしれない、あの一族は中立派だが国王の政治には協力してくれるか分からないし、あの名家は政治より貿易を任されているし……。
頭が痛くなってしまって、母と買い物を決行することにした。
(気晴らしの予定だったのに……)
二軒目の店で既製品のドレスをいくつか購入したセレスティーヌは、出た矢先、目の前で喋り続けている男に困っていた。
「よろしければ舞踏会でエスコートさせていただけたら嬉しく――」
何度か話したことがあると言っているが、覚えがない。
「あの、申し訳ないのですが、母が待っていますし」
母は、これで何度目だと参ってしまってカフェで休んでいた。移動した馬車の前から、連絡役として執事がこちらの様子を見ている。