皆様ありがとう!今日で王妃、やめます!〜十三歳で王妃に、十八歳でこのたび離縁いたしました〜
「経歴を見ても相応しく、国民たちが求める素質もすべて兼ね備えているだろう」

 息をのむ間があった。

「ということは……もうつらい仕事はしなくていいのねっ? 夫婦だと偽装する日々からも解放されるのね!?」

 セレスティーヌは口をパッと両手で押さえ、感極まった様子で言った。

 アルフレッドがうなずく。

「ああ、そうだ。これまでご苦労だった」
「ありがとうございます! これまで本当にお世話になりました」
「いやこちらこそ本当に世話になった」

 二人は、息ぴったりに頭を下げる。

「いつ出ていってもよろしいのでしょうか?」
「君が望むタイミングで構わないぞ。就寝の際にも苦労させからな」
「ベッドを二人で揺らしたりしましたものね」
「ああ、努力の日々だった」
「もう眠ってしまいたい中での就寝前のあれは、本当に大変でございました……」

 セレスティーヌは頬に片手を添え、ため息をこぼした。

「すぐに眠りにつきたいと君は言っていたからな。今日からでもそうしたかったら、そうしよう」
「よいのですか?」
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