皆様ありがとう!今日で王妃、やめます!〜十三歳で王妃に、十八歳でこのたび離縁いたしました〜
本日、離縁の書類が通される。
セレスティーヌはドレスの裾を持ち上げて廊下を走っていた。
(ありがとうアルフレッド様! さすが私のことよく分かってるわ!)
王妃になって五年、尽くしてきた。
休める時を心待ちにしていた。
セレスティーヌは自分の私室の扉を勢いよく開いた。
「きゃー!」
中にいた三人の侍女が悲鳴を上げる。
「――て、王妃様! 急に戻られたら驚きますよっ」
「宝石でも盗んでいたの?」
「違います! 王妃様の記録を日誌につけているんですっ」
セレスティーヌは歩きながら小首を傾げる。
「ああ、あの演劇になっている私の日常ネタの……?」
「日常ネタではありません! 国民に尽くし、陛下と十三歳からラブラブなお二人の愛の日常についてっ、です!」
彼女たちは発想力が恵まれているらしい。
「ところで王妃様、まだ戻られる予定ではなかったでは?」
侍女たちがノートらしきものを三人で背に隠し、尋ねてくる。
セレスティーヌは思い出して、にーっこりした。
「私、今日で王妃やめます!」
「えー!」
「王妃様を、やめる……!?」
「ど、どういうことですの!?」
セレスティーヌはドレスの裾を持ち上げて廊下を走っていた。
(ありがとうアルフレッド様! さすが私のことよく分かってるわ!)
王妃になって五年、尽くしてきた。
休める時を心待ちにしていた。
セレスティーヌは自分の私室の扉を勢いよく開いた。
「きゃー!」
中にいた三人の侍女が悲鳴を上げる。
「――て、王妃様! 急に戻られたら驚きますよっ」
「宝石でも盗んでいたの?」
「違います! 王妃様の記録を日誌につけているんですっ」
セレスティーヌは歩きながら小首を傾げる。
「ああ、あの演劇になっている私の日常ネタの……?」
「日常ネタではありません! 国民に尽くし、陛下と十三歳からラブラブなお二人の愛の日常についてっ、です!」
彼女たちは発想力が恵まれているらしい。
「ところで王妃様、まだ戻られる予定ではなかったでは?」
侍女たちがノートらしきものを三人で背に隠し、尋ねてくる。
セレスティーヌは思い出して、にーっこりした。
「私、今日で王妃やめます!」
「えー!」
「王妃様を、やめる……!?」
「ど、どういうことですの!?」