不埒な先生のいびつな溺愛【番外編集】

「中のカードやる。いくらでも使ってくれ」

「ええ!? あ、そういう!? いやいやいや……。久遠くん、ダメだよそういうのは。気持ちはうれしいけどさ。いや、うれしいのかな、わかんないな……」

「でも条件がある」

「……え? 久遠くんから?」

誕生日が来るまで、雑誌に載っていた物も、サイトに載っていた物も結局、とりあえず買ってみた。
小さい箱に入ったままの物たちが、俺の書斎にはいくつも散乱している。
美和子が欲しがれば渡すけど、でも、俺が選んだものに価値なんてきっとない。

俺はお前を引き留めることしか考えていないから。
なにを贈れば美和子がまだ俺のそばにいてくれるのか、そういう目でしか、選べない。

だって可愛いからどれも似合うし、優しいからどうせ喜ぶし。
お前は俺に期待なんかしてないだろ。
間違ってない。俺は自分のことしか考えてない。
お前の誕生日なのに。

「次の誕生日までは、一緒にいるって約束してくれ」
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