運命に導かれた転生魔女は、呪われた王太子を救いたい
「メアリーは王妃になる教育を受けていただけで、俺に興味などなかっただろう。つまらぬ話を蒸し返すな」
「……言われてみれば。メアリーお姉さまは、いつも私をからかうアレク様を苦々しくお思いでしたから、婚約解消は必然でしたのかも」
それを初めて聞いたのか、アレクは苦々しげに笑ったが、何も言わなかった。もう済んだ話だと思っているのか、多少なりとも傷ついたのか。
それにしても、婚約者に興味がないだけじゃなく、興味を持たれていないとは、セレナもさすがに同情してしまう。
「と、とにかく、アレク様。私、セレナがお義姉さまになる日を楽しみにしていますから、決して危ない目には……あっ、レオン様、つい、余計なことを言ってしまいました」
「かまわないよ。僕たちの婚約はじきに発表されるだろうからね。そのためにも、今は兄さんたちをふたりきりにさせてあげないとね」
レオンは軽やかな口調で不穏なことを口走ると、クラリスの手を引いてさっさと庭園を出ていってしまった。
「……言われてみれば。メアリーお姉さまは、いつも私をからかうアレク様を苦々しくお思いでしたから、婚約解消は必然でしたのかも」
それを初めて聞いたのか、アレクは苦々しげに笑ったが、何も言わなかった。もう済んだ話だと思っているのか、多少なりとも傷ついたのか。
それにしても、婚約者に興味がないだけじゃなく、興味を持たれていないとは、セレナもさすがに同情してしまう。
「と、とにかく、アレク様。私、セレナがお義姉さまになる日を楽しみにしていますから、決して危ない目には……あっ、レオン様、つい、余計なことを言ってしまいました」
「かまわないよ。僕たちの婚約はじきに発表されるだろうからね。そのためにも、今は兄さんたちをふたりきりにさせてあげないとね」
レオンは軽やかな口調で不穏なことを口走ると、クラリスの手を引いてさっさと庭園を出ていってしまった。