運命に導かれた転生魔女は、呪われた王太子を救いたい
いわゆる、闇魔法は魔女、魔物たちが使うもの……しかし、オリオンは人間であっても、呪文を扱えるから使えるのだと思っている。詠唱を必要としない自分とは違う。
「まあ、確かにオリオンが特別なのは否定しない。だが、アルナリアでは闇魔法の研究が進んでいて、ルミナリア時代とはわけが違う。結界塔を維持するために必要な闇魔法の存在は、代々の国王も認めているからな。闇の魔術師は、昔のようにただの異端じゃないんだ」
「研究されてるんですね」
「ああ。時代は変わったんだ。災厄を祓うためには、災厄の力そのものも必要だと、王家は理解している。ただ……」
「ただ?」
「イザベラの鏡にひそむ魔女に関しては、注意が必要なのは変わりがない」
「研究ができてないからですね」
「そういうことだ」
研究と聞けば、うずうずしてくる。未知の闇魔法の仕組みを探れるなんて、考えるだけで胸がおどる。
「殿下のそばにいれば、研究にも携われるんですよ……ね?」
「むしろ、おまえの力を必要としている」
それなら……と心が動くが、はっとする。
「でも」
「まだ何かあるのか?」
「こ……婚約者には、殿下から薔薇をプレゼントするのだと聞きました」
まるで、聞いたことのない言葉を聞いたかのようにアレクはきょとんとしたが、すぐにククッとおかしそうに笑った。
「まあ、確かにオリオンが特別なのは否定しない。だが、アルナリアでは闇魔法の研究が進んでいて、ルミナリア時代とはわけが違う。結界塔を維持するために必要な闇魔法の存在は、代々の国王も認めているからな。闇の魔術師は、昔のようにただの異端じゃないんだ」
「研究されてるんですね」
「ああ。時代は変わったんだ。災厄を祓うためには、災厄の力そのものも必要だと、王家は理解している。ただ……」
「ただ?」
「イザベラの鏡にひそむ魔女に関しては、注意が必要なのは変わりがない」
「研究ができてないからですね」
「そういうことだ」
研究と聞けば、うずうずしてくる。未知の闇魔法の仕組みを探れるなんて、考えるだけで胸がおどる。
「殿下のそばにいれば、研究にも携われるんですよ……ね?」
「むしろ、おまえの力を必要としている」
それなら……と心が動くが、はっとする。
「でも」
「まだ何かあるのか?」
「こ……婚約者には、殿下から薔薇をプレゼントするのだと聞きました」
まるで、聞いたことのない言葉を聞いたかのようにアレクはきょとんとしたが、すぐにククッとおかしそうに笑った。