運命に導かれた転生魔女は、呪われた王太子を救いたい
「オリオンさんっ」
「お気づきになりましたか?」
試すような目つきのオリオンにかまってはいられない。まっすぐ、彼を見つめ返す。
「はい。私に、結界のオーブを作らせてください」
オーブを作ることができたら、また一つ、自身がイザベラであるという証拠を積み上げることになる。
魔女であるという証明。それを見つけていく行為が正しいのかはわからない。けれど、今のままでいいはずがない。
アレクが備忘録を読ませたのは、おそらく、そこに狙いがあるからだ。──そう、彼に試されている。
セレナはやるしかなかった。自分はイザベラではないと抗うのではなく、イザベラがいかに善良な魔女であったかを証明する。それができれば、きっとアレクにも認められ、この世界で生きていく場所を見つけられるはず。
「セレナさん、何の話をしてるんですか? 結界って……」
いまだ、状況がつかめないテオに向かって、セレナは話す。
「二千年前、イザベラはオーブを作って結界を張り、ノーデルの町を魔物から守りました。今はその結界がほころび始め、魔物が復活しているんだと思います」
「それは本当ですか? セレナさん」
ゆっくりとうなずいたセレナは胸に手をあて、オリオンをまっすぐに見つめた。
「私が新しい結界を作ります。もし私の中にイザベラの力があるのなら、それを人々を守るために使います。この世界を魔物から守れるのは……、私しかいないんです!」
「お気づきになりましたか?」
試すような目つきのオリオンにかまってはいられない。まっすぐ、彼を見つめ返す。
「はい。私に、結界のオーブを作らせてください」
オーブを作ることができたら、また一つ、自身がイザベラであるという証拠を積み上げることになる。
魔女であるという証明。それを見つけていく行為が正しいのかはわからない。けれど、今のままでいいはずがない。
アレクが備忘録を読ませたのは、おそらく、そこに狙いがあるからだ。──そう、彼に試されている。
セレナはやるしかなかった。自分はイザベラではないと抗うのではなく、イザベラがいかに善良な魔女であったかを証明する。それができれば、きっとアレクにも認められ、この世界で生きていく場所を見つけられるはず。
「セレナさん、何の話をしてるんですか? 結界って……」
いまだ、状況がつかめないテオに向かって、セレナは話す。
「二千年前、イザベラはオーブを作って結界を張り、ノーデルの町を魔物から守りました。今はその結界がほころび始め、魔物が復活しているんだと思います」
「それは本当ですか? セレナさん」
ゆっくりとうなずいたセレナは胸に手をあて、オリオンをまっすぐに見つめた。
「私が新しい結界を作ります。もし私の中にイザベラの力があるのなら、それを人々を守るために使います。この世界を魔物から守れるのは……、私しかいないんです!」