離婚を切りだしたら無口な旦那様がしゃべるようになりました
衣装屋へ到着すると、痩せた女主人が出迎えてくれた。
てっきりフィリクスの服を選ぶのだと思っていたアリシアは驚いて言葉に詰まった。
目の前には赤やブルー、シックな黒や白、淡いピンクやオレンジなど、きらめくドレスの数々が並ぶ。
「妻に似合うドレスを見立ててほしい」
「かしこまりましたわ」
女主人はさっそくアリシアに合いそうなものを選別した。
アリシアはよくわからないままドレスを試着していたが、これもきっと町の視察の一環なのだと思い、毅然と対応した。
ドレスは淡い色のものを購入することになった。
今度は宝石屋へ行き、そこでは小太りの男商人が対応した。
ドレスに合うあまり派手ではないネックレスを購入したあと、別の店に向かっていった。
そこは上階のバルコニーにレストランが併設されている。そこでお茶をすることになった。
アリシアはそわそわしていた。
(こんなにお金を使っていいのかしら?)
侯爵家にはフィリクスの遠征の稼ぎで多くの蓄えがあったが、嫁いできたときの感覚がいまだ抜けないアリシアは貧乏性になっていた。
それだけではない。
もうすぐ離婚するという妻に、なぜこれほど金をかけるのだろう。
てっきりフィリクスの服を選ぶのだと思っていたアリシアは驚いて言葉に詰まった。
目の前には赤やブルー、シックな黒や白、淡いピンクやオレンジなど、きらめくドレスの数々が並ぶ。
「妻に似合うドレスを見立ててほしい」
「かしこまりましたわ」
女主人はさっそくアリシアに合いそうなものを選別した。
アリシアはよくわからないままドレスを試着していたが、これもきっと町の視察の一環なのだと思い、毅然と対応した。
ドレスは淡い色のものを購入することになった。
今度は宝石屋へ行き、そこでは小太りの男商人が対応した。
ドレスに合うあまり派手ではないネックレスを購入したあと、別の店に向かっていった。
そこは上階のバルコニーにレストランが併設されている。そこでお茶をすることになった。
アリシアはそわそわしていた。
(こんなにお金を使っていいのかしら?)
侯爵家にはフィリクスの遠征の稼ぎで多くの蓄えがあったが、嫁いできたときの感覚がいまだ抜けないアリシアは貧乏性になっていた。
それだけではない。
もうすぐ離婚するという妻に、なぜこれほど金をかけるのだろう。