引きこもり令嬢の契約婚約
*
意気込んだホワイティが城に戻っていったあと、しばらくしてソフィアと帰ろうと立ち上がった。
「とにかく、一度エリオット様に会いに行きましょう。直接が難しいなら手紙でもいいわ。私が届けてあげる。いつでもなんでも相談して頂戴ね」
「ありがとうございます。ソフィア様。……それと、レナルド様」
「はい」
セアラは、ソフィアの背後に立つレナルドに頭を下げる。
「あなたのおかげで、ソフィア様が来てくれました。こんな風に、お友達と気兼ねなく話せるのは、初めてなんです。ありがとうございます」
レナルドは、ちらりとソフィアの方に一度視線を向けると、少しだけセアラに近寄り、小声で耳打ちする。
「……自分の存在が、相手に迷惑になるかもしれないと考えるあなたは、おそらく広い視点をお持ちなのでしょう。ですがね。人間関係というものは、案外、直情的に動いた方がうまくいきます」
「え?」
「……そうやって、俺はお嬢の護衛騎士の座をつかんだんですよ」
ぱちりと片目をつぶって、レナルドが笑った。
背中を押してくれるような微笑みに、セアラも笑みを返す。
「レナルド、ご令嬢相手に近いわよ。さあ、帰るわ。行きましょう」
「ええ」
「あっ、お二人とも、本当にありがとうございます!」
彼らは、今日も馬で二人乗りをして移動しているようだ。レナルドがソフィアを前に守るように乗せ、走り出す。
はっきりしたことは言わないが、もしかしたらレナルドのソフィアに対する感情は、には忠誠心だけではないのかもしれない。
意気込んだホワイティが城に戻っていったあと、しばらくしてソフィアと帰ろうと立ち上がった。
「とにかく、一度エリオット様に会いに行きましょう。直接が難しいなら手紙でもいいわ。私が届けてあげる。いつでもなんでも相談して頂戴ね」
「ありがとうございます。ソフィア様。……それと、レナルド様」
「はい」
セアラは、ソフィアの背後に立つレナルドに頭を下げる。
「あなたのおかげで、ソフィア様が来てくれました。こんな風に、お友達と気兼ねなく話せるのは、初めてなんです。ありがとうございます」
レナルドは、ちらりとソフィアの方に一度視線を向けると、少しだけセアラに近寄り、小声で耳打ちする。
「……自分の存在が、相手に迷惑になるかもしれないと考えるあなたは、おそらく広い視点をお持ちなのでしょう。ですがね。人間関係というものは、案外、直情的に動いた方がうまくいきます」
「え?」
「……そうやって、俺はお嬢の護衛騎士の座をつかんだんですよ」
ぱちりと片目をつぶって、レナルドが笑った。
背中を押してくれるような微笑みに、セアラも笑みを返す。
「レナルド、ご令嬢相手に近いわよ。さあ、帰るわ。行きましょう」
「ええ」
「あっ、お二人とも、本当にありがとうございます!」
彼らは、今日も馬で二人乗りをして移動しているようだ。レナルドがソフィアを前に守るように乗せ、走り出す。
はっきりしたことは言わないが、もしかしたらレナルドのソフィアに対する感情は、には忠誠心だけではないのかもしれない。