引きこもり令嬢の契約婚約
『どうしたのよ』
「セアラとネルが消えた。どこにいるかわからないか?」
エリオットは簡単に事情を説明した。
『つまり、山賊とその女はグルだったかもしれないってこと?』
「結果から見ればね。とにかく、セアラを見つけないと」
『ネルがセアラから離れることはないと思うけど……。気配は感じられないわね。でも消えるなんてあり得ない。ここからだと崖に落ちるくらいしか逃げ場もないわよね?』
「そんな音がしたらわかるはずだ。いったいどうやって……」
『もしくはこの山の中?』
崖の反対側は山の斜面だ。木々が生えていて足場も悪く、とても女性が登っていけるようには見えない。
「セアラが自分から登るはずはないんだ。もし抱えて移動しているのだとしたら、この斜面は無理だろう」
『そうよね。でも物音もなくかき消えることなんてできないわよ。それこそ、ドルフでもなきゃ……』
そこまで言って、ホワイティは言葉を止めた。
『……そうね。ドルフなら、探せるかも。なんてったって時を止めることもできる、最強聖獣だもの』
「ホワイティ、どうする気?」
『ドルフを呼んでくるわ』
エリオットの肩の上で、ぱさりと翼を広げるホワイティ。
「来てくれるかな」
『泣き落としてみるわよ。ネルまで行方不明になっているんだし、フィオナの同情を買えればいけるわ』
「セアラが心配だ。なるべく早く頼むよ」
『任せて!』
「セアラとネルが消えた。どこにいるかわからないか?」
エリオットは簡単に事情を説明した。
『つまり、山賊とその女はグルだったかもしれないってこと?』
「結果から見ればね。とにかく、セアラを見つけないと」
『ネルがセアラから離れることはないと思うけど……。気配は感じられないわね。でも消えるなんてあり得ない。ここからだと崖に落ちるくらいしか逃げ場もないわよね?』
「そんな音がしたらわかるはずだ。いったいどうやって……」
『もしくはこの山の中?』
崖の反対側は山の斜面だ。木々が生えていて足場も悪く、とても女性が登っていけるようには見えない。
「セアラが自分から登るはずはないんだ。もし抱えて移動しているのだとしたら、この斜面は無理だろう」
『そうよね。でも物音もなくかき消えることなんてできないわよ。それこそ、ドルフでもなきゃ……』
そこまで言って、ホワイティは言葉を止めた。
『……そうね。ドルフなら、探せるかも。なんてったって時を止めることもできる、最強聖獣だもの』
「ホワイティ、どうする気?」
『ドルフを呼んでくるわ』
エリオットの肩の上で、ぱさりと翼を広げるホワイティ。
「来てくれるかな」
『泣き落としてみるわよ。ネルまで行方不明になっているんだし、フィオナの同情を買えればいけるわ』
「セアラが心配だ。なるべく早く頼むよ」
『任せて!』