引きこもり令嬢の契約婚約【番外編も完結】
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あれから数年が過ぎ、ソフィアが十九歳になる頃、エリオットはシーグリーヴ侯爵の娘、セアラと結婚した。
あんなに結婚を渋っていたくせに、好きな子ができた途端前のめりになったのだから、現金なものだ。ソフィアはやや呆れている。
ソフィアはと言えば、文官試験を突破し、今は内政をつかさどる内務部の一職員として働いている。
今期の議会で、家門の継承から男児のみという制限を外そうという法案が議題として出され、議論が進められているところだ。
うまくいけば三年。長ければ五年で法は整うだろう。そうすれば、いよいよソフィアが侯爵位を継げる可能性もでてくる。
「お嬢! お疲れ様です」
「レナルド」
仕事が終わると、相も変わらず護衛騎士のレナルドはソフィアを迎えに来る。彼は今も姉妹の護衛という立場で、朝はソフィアを送っ
た後、エスメを学校に送り、日中は訓練と屋敷内の雑事を片付ける。
夕方エスメを自宅に送り届けた後、こうしてソフィアを迎えに来るのだ。
「行ったり来たりも大変じゃない?」
「お嬢が仕事中は結構暇なので、大丈夫ですよ。屋敷内の皆さんにもいろいろ教えてもらえるし、俺は毎日楽しいです」
「ならいいけど」
最近、天気が良ければレナルドは馬で迎えに来る。曰く、屋敷までの距離なら馬車よりも早く、風を浴びられて気持ちがいいからと。
確かにいざ乗ってみれば、馬上は景色がよくとても楽しい。彼とのふたり乗りも慣れたものだ。
あれから数年が過ぎ、ソフィアが十九歳になる頃、エリオットはシーグリーヴ侯爵の娘、セアラと結婚した。
あんなに結婚を渋っていたくせに、好きな子ができた途端前のめりになったのだから、現金なものだ。ソフィアはやや呆れている。
ソフィアはと言えば、文官試験を突破し、今は内政をつかさどる内務部の一職員として働いている。
今期の議会で、家門の継承から男児のみという制限を外そうという法案が議題として出され、議論が進められているところだ。
うまくいけば三年。長ければ五年で法は整うだろう。そうすれば、いよいよソフィアが侯爵位を継げる可能性もでてくる。
「お嬢! お疲れ様です」
「レナルド」
仕事が終わると、相も変わらず護衛騎士のレナルドはソフィアを迎えに来る。彼は今も姉妹の護衛という立場で、朝はソフィアを送っ
た後、エスメを学校に送り、日中は訓練と屋敷内の雑事を片付ける。
夕方エスメを自宅に送り届けた後、こうしてソフィアを迎えに来るのだ。
「行ったり来たりも大変じゃない?」
「お嬢が仕事中は結構暇なので、大丈夫ですよ。屋敷内の皆さんにもいろいろ教えてもらえるし、俺は毎日楽しいです」
「ならいいけど」
最近、天気が良ければレナルドは馬で迎えに来る。曰く、屋敷までの距離なら馬車よりも早く、風を浴びられて気持ちがいいからと。
確かにいざ乗ってみれば、馬上は景色がよくとても楽しい。彼とのふたり乗りも慣れたものだ。