スパダリ御曹司は政略妻とベビーに一途愛を証明する
***

 気がつけばあっという間に時間は過ぎ、朔太郎は一歳四か月。

 その日はちょうど朔也さんが休みで、三人でお出かけをすることになった。
 目的は、大きくなってきた朔太郎の洋服選び。

「朔太郎! これも似合うな」
「そうですね、そちらもお似合いですし、こちらの色もとてもお似合いかと」
「じゃあ、それもお願いしていいですか」

 朔也さんが次々と店員さんに服を差し出し、隣の店員さんの腕には、すでに何着もの服が抱えられていた。

「朔也さん、ちょっと……買いすぎです」

 私が苦笑交じりに注意したら、彼はハッとしたように手を止めた。

「あ、つい……ほら、朔太郎はかわいいしかっこいいし……どれも似合うから」

 店員さんが笑いをこらえるように微笑んでいて、私たちもつられて顔を見合わせて、くすりと笑い合った。
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