完璧御曹司の執愛から逃げ、推しのアイドルと結ばれる方法
HIROの事はこっそり応援しているつもりだったが、彼女にはバレていたようだ。私も母がこっそりモデルの東雲亮平を応援した事を知ってたし、家族間の隠し事はなかなか難しいのかもしれない。
私たちがパティオに移動すると、なぜかHIROもついて来た。母と仲良く話していて、追い返せなくなってしまう。
ショートカットに眼鏡のお手伝いさんがお茶とケーキを運んできた。
(この方が鈴木さんという名前だった気がする⋯⋯)
「ありがとう。鈴木さん」
お礼を言った私を母が驚いた目で見つめていた。
「凛音お嬢様、お誕生日おめでとうございます。ちなみに私の誕生日は来月の8日です」
私たちがパティオに移動すると、なぜかHIROもついて来た。母と仲良く話していて、追い返せなくなってしまう。
ショートカットに眼鏡のお手伝いさんがお茶とケーキを運んできた。
(この方が鈴木さんという名前だった気がする⋯⋯)
「ありがとう。鈴木さん」
お礼を言った私を母が驚いた目で見つめていた。
「凛音お嬢様、お誕生日おめでとうございます。ちなみに私の誕生日は来月の8日です」