完璧御曹司の執愛から逃げ、推しのアイドルと結ばれる方法
 私は前は母を突っぱね、タイミングよくきた東雲亮平からのメッセージに激怒した。

「分かったから、お母様も落ち着いて話をしよう。良かったら、庭のパティオで話さない? もうすぐ夕暮れで暑さも和らいでいるし⋯⋯」
「凛音ちゃんがそうしたいのなら⋯⋯あの、そちらの方は?」


「小柳真紘と申します。『スーパーブレイキン』と言うグループでアイドル活動をしています。凛音さんの⋯⋯えっと、仲間です!」
「凛音がお世話になっています。見覚えがあると思ったら凛音が応援しているグループのHIRO君ね」
 私は母の言葉に驚いてしまった。
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