完璧御曹司の執愛から逃げ、推しのアイドルと結ばれる方法
突然、キーボードに座っている私をHIROが抱きしめてくる。金髪が夕日に染まってピンク色になっている。こんなチャラい髪色の人私の世界にはいなかった。そして、これ程にストレートに好意を向けられたのも初めてだ。玲さんのように計画的に駆け引きしてくれた方が素直に彼に落ちられるのに、ストレート過ぎて客観的に彼の行動を見てしまう。
「学校は勉強の為もあるけれど、友達に会いに行ってるの。私は親友と沢山話して癒してもらってる」
私は思わず自分が美湖ちゃんのことを「親友」と言ってしまったことに照れてしまった。なんだか頬が熱い。
「学校は勉強の為もあるけれど、友達に会いに行ってるの。私は親友と沢山話して癒してもらってる」
私は思わず自分が美湖ちゃんのことを「親友」と言ってしまったことに照れてしまった。なんだか頬が熱い。