完璧御曹司の執愛から逃げ、推しのアイドルと結ばれる方法
9.婚約の真実
「何それ、気持ち悪いよ。私、玲さんとの婚約当時は中学生だよ。なんで、そんなロリコンと私を婚約させたの?」
(ロリコン男なんて、時計の秒針と分針に挟まれて潰れてしまえば良いのに⋯⋯)
私は祖父の前では必要以上に口調も含めて子供っぽくなってしまう癖があった。それは、どこか祖父がそんな私を望んでいるような気がしたからだ。
「ロリコンって⋯⋯たった、7歳しか変わらないじゃないか。曽根崎君が完璧過ぎて引け目を感じて揚げ足をとりたくなる気持ちは分からないでもないが⋯⋯」
「別に私は彼に引け目なんか感じてない。ただ、玲さんが嫌いになったの⋯⋯」
(ロリコン男なんて、時計の秒針と分針に挟まれて潰れてしまえば良いのに⋯⋯)
私は祖父の前では必要以上に口調も含めて子供っぽくなってしまう癖があった。それは、どこか祖父がそんな私を望んでいるような気がしたからだ。
「ロリコンって⋯⋯たった、7歳しか変わらないじゃないか。曽根崎君が完璧過ぎて引け目を感じて揚げ足をとりたくなる気持ちは分からないでもないが⋯⋯」
「別に私は彼に引け目なんか感じてない。ただ、玲さんが嫌いになったの⋯⋯」