万能フライパンで王子の胃袋を掴んだ私、求婚を断って無双する!
「この者の体をお前にやる」
「悪くないわ」
モデルになれそうなほどかわいいし、体型も細身で、見た目は合格だ。
「お前が行く国には王子がふたりいる。ふたりもいるせいでこの先、後継者争いの内乱が生まれる。王位にふさわしくないひとりを浄化すれば、戦乱を避けられる。お前は救世の聖女として名を馳せることになるだろう」
エリカは大きく息を吸い、胸に手を当てた。
救世の聖女。
自分にふさわしい役どころだ。一般人だった前世のほうが間違いだったのだ。
「頼めるな?」
「はい!」
エリカは勢いよく返事をした。
「ならば行け、救世の聖女よ!」
神が叫び、手をふるとともにエリカの魂は少女の中へと飛んでいく。
少女は今しも息絶えようとしていた。そこへエリカの魂が入り込み、彼女はぱちっと目を見開き、むくりと起き上がった。
「リヴィアナ!?」
少女を見守っていた両親と医者は、急に起き上がった彼女に驚きを見せる。
エリカは黙って両親を見た。
リヴィアナの記憶が流れ込んできて、このふたりが両親であることがわかる。
「もう大丈夫よ」
エリカはそう言った。
「大丈夫って……今さっきまで……」
医者が脈をとり、額に手を当て、状態を確認していく。
「悪くないわ」
モデルになれそうなほどかわいいし、体型も細身で、見た目は合格だ。
「お前が行く国には王子がふたりいる。ふたりもいるせいでこの先、後継者争いの内乱が生まれる。王位にふさわしくないひとりを浄化すれば、戦乱を避けられる。お前は救世の聖女として名を馳せることになるだろう」
エリカは大きく息を吸い、胸に手を当てた。
救世の聖女。
自分にふさわしい役どころだ。一般人だった前世のほうが間違いだったのだ。
「頼めるな?」
「はい!」
エリカは勢いよく返事をした。
「ならば行け、救世の聖女よ!」
神が叫び、手をふるとともにエリカの魂は少女の中へと飛んでいく。
少女は今しも息絶えようとしていた。そこへエリカの魂が入り込み、彼女はぱちっと目を見開き、むくりと起き上がった。
「リヴィアナ!?」
少女を見守っていた両親と医者は、急に起き上がった彼女に驚きを見せる。
エリカは黙って両親を見た。
リヴィアナの記憶が流れ込んできて、このふたりが両親であることがわかる。
「もう大丈夫よ」
エリカはそう言った。
「大丈夫って……今さっきまで……」
医者が脈をとり、額に手を当て、状態を確認していく。