幼馴染みの重たい愛の隠しごと(マンガシナリオ)
…、離れてしまう…そんな夢。

怖かった、まなかが、いつか俺から離れて行ってしまうんじゃないかと。

俺はまなかに、大切で大好きでどうしようもない相手に、何をしていたんだろう…。

俺はまなかを強く抱き締めそうになって……―優しく、壊さないように抱き締めた。

これ以上まなかに怖い思いをさせたくない。

今はただ、温もりが離れていって居ないことを、分かってもらえたらそれで良いのだから。

まなかの涙が俺の服をじんわりと濡らした。

「……ん…」

「まなか…!?」

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