キス魔なカレシ。
 「ご、ごめんなさいっ!」

 よりよって、学年で一番イケメンだって言われている郁弥くんを押し倒した挙句、キ、キスしてしまうなんて。

 私は、慌てて立ち上がると散らばったプリントを集めその場を一目散に逃げる。

 「ちょっと、待ってよ…!」

 後ろで郁弥くんが何か言っているが、無視をして職員室へと急ぐ。

 唇が火傷したように、熱いよっ…!

 熱い唇を指で抑える。

 それぐらい、熱い。

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