転生聖女は、ユニコーンと逃げ出した
6・あなたの手を取って
ディルクさんの人となりをもっと知りたくて、カルトンさんと王城へ行った翌日。
私はアトリエに戻ったあと、寝る間も惜しんで彼のことをどう思っているのか必死に考えた。
でも、1人では答えが出せなくて……。
明日には答えを出さなければならないと気づき、寝室で一角獣に問いかけた。
「ユニコーン……。あなたは、どう思う?」
「ユニィ……?」
「ディルクさんのこと……」
「ユニーコ!」
あの子はディルクさんを思い浮かべ、「嘘つきを許すわけのはいかない!」と憤慨した様子で額の角を動かした。
「あなたがディルクさんを嫌うのなら、1人と1匹暮らしに戻ろうと思うの……」
「ユニッ!?」
私の提案を受けたユニコーンは喜ぶと思いきや、なぜか驚きの声を上げたあと狼狽えた。
どうやらあの子にとって1人と1匹の生活は、諸手を挙げて喜ぶべきことではないようだ。
「神殿に戻れば、あなたを連れて逃げた責任を取らなければならない。実家には、妹がいるでしょう? ディルクさんには、迷惑をかけてしまったし……。このままずっと、ここでお世話になるわけにはいかないわ」
「ユニィ……っ。ユーニ!」
私はアトリエに戻ったあと、寝る間も惜しんで彼のことをどう思っているのか必死に考えた。
でも、1人では答えが出せなくて……。
明日には答えを出さなければならないと気づき、寝室で一角獣に問いかけた。
「ユニコーン……。あなたは、どう思う?」
「ユニィ……?」
「ディルクさんのこと……」
「ユニーコ!」
あの子はディルクさんを思い浮かべ、「嘘つきを許すわけのはいかない!」と憤慨した様子で額の角を動かした。
「あなたがディルクさんを嫌うのなら、1人と1匹暮らしに戻ろうと思うの……」
「ユニッ!?」
私の提案を受けたユニコーンは喜ぶと思いきや、なぜか驚きの声を上げたあと狼狽えた。
どうやらあの子にとって1人と1匹の生活は、諸手を挙げて喜ぶべきことではないようだ。
「神殿に戻れば、あなたを連れて逃げた責任を取らなければならない。実家には、妹がいるでしょう? ディルクさんには、迷惑をかけてしまったし……。このままずっと、ここでお世話になるわけにはいかないわ」
「ユニィ……っ。ユーニ!」