用済みだと捨てたのはあなたです、どうかおかまいなく~隣国で王子たちに愛されて私は幸せです~
エレインの住むヘルナミス国は、細長い長方形をしており、その三辺が海に面している。そのため、気候は海洋の影響を多分に受けやすく、夏は高温で乾燥し、冬は温暖で雨量の多い特徴を持っている。
ハーブにとって、この国の夏は気温が高すぎるのだ。強すぎる陽の光に葉は焼かれて縮れ、雨が降らないから土は乾燥によりひび割れてしまい根が張れない。
もちろん、この気候に合ったハーブも存在するがその種類は他国と比べると各段に少ない。
足りないハーブは輸入に頼るしかなく、仕入れ値はもちろん国産よりもぐんと跳ね上がる。
そこに現れたのが、エレインの育てるハーブだ。
数が少ないところに、種類も豊富で質もよく効能も強いと、三拍子そろっているため引く手あまただった。
「この畑を見て、俺も畑にハーブを植えてみましたけど、ものの数日で枯れちゃいましたよ! 一体なにがどうなってるんでしょう?」
(この土では枯れちゃうでしょうねぇ)
エレインのハーブ園には、誰にも言っていない秘密がある。
けれど、それを言ったところで信じてもらえるとは思わないし、悪用されるのが目に見えているからエレインは今後も黙っているつもりだ。
それに、エレイン自身にも、わからないことがまだまだあるのも事実だった。
「さぁ……私にもさっぱりです。自然の恵に感謝ですね」
小首を傾げてにっこり笑うと、エレインはいきいきとと生い茂るハーブ園を愛おしそうに見つめた。
ハーブにとって、この国の夏は気温が高すぎるのだ。強すぎる陽の光に葉は焼かれて縮れ、雨が降らないから土は乾燥によりひび割れてしまい根が張れない。
もちろん、この気候に合ったハーブも存在するがその種類は他国と比べると各段に少ない。
足りないハーブは輸入に頼るしかなく、仕入れ値はもちろん国産よりもぐんと跳ね上がる。
そこに現れたのが、エレインの育てるハーブだ。
数が少ないところに、種類も豊富で質もよく効能も強いと、三拍子そろっているため引く手あまただった。
「この畑を見て、俺も畑にハーブを植えてみましたけど、ものの数日で枯れちゃいましたよ! 一体なにがどうなってるんでしょう?」
(この土では枯れちゃうでしょうねぇ)
エレインのハーブ園には、誰にも言っていない秘密がある。
けれど、それを言ったところで信じてもらえるとは思わないし、悪用されるのが目に見えているからエレインは今後も黙っているつもりだ。
それに、エレイン自身にも、わからないことがまだまだあるのも事実だった。
「さぁ……私にもさっぱりです。自然の恵に感謝ですね」
小首を傾げてにっこり笑うと、エレインはいきいきとと生い茂るハーブ園を愛おしそうに見つめた。