ループするメイドは破滅ルートを回避したい!はずが、なぜか宰相様の溺愛ルートに入ってしまいました!?
7.想定外のフラグ、へし折ってやります!
『ミカエル王太子殿下とエレナ嬢の観察報告。
明日から毎日、午後の休憩時間にこの執務室へ来て報告するように』
(ああ……なんかとんでもない約束を交わしてしまった気がする……)
翌朝、王宮の回廊をアリアは頭を抱えながら歩いていた。
確かにお二人の姿は尊い。
けれど、それを宰相閣下相手に観察報告をすることになるとは。
あの理知的で冷徹そうな人が、まさか自分の推しカプ観察報告を真剣に受け止めるなんて……いや、むしろ真剣だったからこそ余計に意味が分からない。
(どこまで本気なんだろう……あの人)
アリアはもう一度、深く溜息をついた。
「いやいや、今はそれよりも次のフラグ回収に走らないと…!」
セドリックから命じられた謎の観察報告任務はいったん脇に置いておいて、アリアは王宮内を足早に歩いた。
向かう先は、文官棟の書簡管理室。
目的はただひとつ――ラヴィニア侯爵家からの招待状だ。
過去のループでは、数日後にラヴィニア侯爵家主催の昼餐会が催される。
ラヴィニア侯爵家は王家との関係も深い家柄。
それゆえに、ミカエル殿下との仲を嫉妬した上流令嬢たちからエレナは格好の標的にされた。
明日から毎日、午後の休憩時間にこの執務室へ来て報告するように』
(ああ……なんかとんでもない約束を交わしてしまった気がする……)
翌朝、王宮の回廊をアリアは頭を抱えながら歩いていた。
確かにお二人の姿は尊い。
けれど、それを宰相閣下相手に観察報告をすることになるとは。
あの理知的で冷徹そうな人が、まさか自分の推しカプ観察報告を真剣に受け止めるなんて……いや、むしろ真剣だったからこそ余計に意味が分からない。
(どこまで本気なんだろう……あの人)
アリアはもう一度、深く溜息をついた。
「いやいや、今はそれよりも次のフラグ回収に走らないと…!」
セドリックから命じられた謎の観察報告任務はいったん脇に置いておいて、アリアは王宮内を足早に歩いた。
向かう先は、文官棟の書簡管理室。
目的はただひとつ――ラヴィニア侯爵家からの招待状だ。
過去のループでは、数日後にラヴィニア侯爵家主催の昼餐会が催される。
ラヴィニア侯爵家は王家との関係も深い家柄。
それゆえに、ミカエル殿下との仲を嫉妬した上流令嬢たちからエレナは格好の標的にされた。